「あれは~?」
「あれは椅子だよ」
洋斗が指差したのは、ロビーにいくつか置いてある、大きな肘掛け椅子。
清登もやはり、優しく答える。
椅子は知っていても、あんなに大きくて豪華なものは見たことがない。
洋斗は疑ったようだ。
「おおきー……いすぅ?」
不審そうに言うので、沙也はつい笑ってしまう。
「大きい椅子もあるんだよ」
洋斗が興味津々なことだけではない。
初めて会った日は、清登に対して、あれほど不安げだったり、警戒の様子を見せたりしたのに、今はそれがほとんどない。
もちろん、初めてのことに意識が向いているのはあると思う。
それに、清登と会うのも二度目になる。
それでも、周りのことに敏感な洋斗だから。
清登を、悪いひとではないと察知したのかもしれない。
洋斗にとってはきっと、あっちもこっちも見て回りたかっただろうが、今日は大切な用事だ。
また今度にすることにしてもらって、エレベーターに乗った。
「あれは椅子だよ」
洋斗が指差したのは、ロビーにいくつか置いてある、大きな肘掛け椅子。
清登もやはり、優しく答える。
椅子は知っていても、あんなに大きくて豪華なものは見たことがない。
洋斗は疑ったようだ。
「おおきー……いすぅ?」
不審そうに言うので、沙也はつい笑ってしまう。
「大きい椅子もあるんだよ」
洋斗が興味津々なことだけではない。
初めて会った日は、清登に対して、あれほど不安げだったり、警戒の様子を見せたりしたのに、今はそれがほとんどない。
もちろん、初めてのことに意識が向いているのはあると思う。
それに、清登と会うのも二度目になる。
それでも、周りのことに敏感な洋斗だから。
清登を、悪いひとではないと察知したのかもしれない。
洋斗にとってはきっと、あっちもこっちも見て回りたかっただろうが、今日は大切な用事だ。
また今度にすることにしてもらって、エレベーターに乗った。



