「でも……、それが私なんです。強くもないし、白黒つけるのも苦手ですけど、それでも真っ直ぐにいたいって思った結果です」
少しだけ安堵した気持ちになりつつも、気は抜かずに沙也は言った。
これできっと、話も説明も最後なのだろうな、と思いながら。
「そう。それならいいんじゃない」
そのあと、数秒ののちに真悠が言った。
まったく、納得の声音ではなかった。
どちらかというと、自分が納得できることよりも、『沙也がそういう意思ならそれでいい』という意味だったように、沙也には聞こえた。
真悠は腕を下ろした。
その手で、肩に掛けていたチェーンのバッグを持ち直す。
話は本当に終わりになってきたようだ。
沙也はもう少し安堵が深くなるのを感じる。
ただ、次のことには違う意味で胸が痛くなった。
「でも私ははっきりしないことなんて無理だから。このあとはきっぱりさせてもらうからね」
少しだけ安堵した気持ちになりつつも、気は抜かずに沙也は言った。
これできっと、話も説明も最後なのだろうな、と思いながら。
「そう。それならいいんじゃない」
そのあと、数秒ののちに真悠が言った。
まったく、納得の声音ではなかった。
どちらかというと、自分が納得できることよりも、『沙也がそういう意思ならそれでいい』という意味だったように、沙也には聞こえた。
真悠は腕を下ろした。
その手で、肩に掛けていたチェーンのバッグを持ち直す。
話は本当に終わりになってきたようだ。
沙也はもう少し安堵が深くなるのを感じる。
ただ、次のことには違う意味で胸が痛くなった。
「でも私ははっきりしないことなんて無理だから。このあとはきっぱりさせてもらうからね」



