沙也はちょっと警戒する気持ちになってしまう。
あまりいい来客ではない気がした。
新聞の勧誘くらいだったらいいんだけど、と思いつつ、インターホンに近付いて、応答ボタンを押す。
「はーい……、……!」
そして目を見開いた。
やや粗い画質だが、カメラが付いているので、来訪者の姿は見える。
映っていたのは女性だった。
ふわりとやわらかな、ウェーブのかかったロングヘア。
ワインレッドのブラウスを着ているようだった。
顔を上げる前から、沙也は顔立ちを想像してしまい、どくん、と心臓が跳ねる。
「伊月 沙也さん宅ですよね?」
沙也が応答したことでか、彼女は顔を上げた。
もちろん沙也の想像通りだった。
二夕川 真悠、とあのとき紹介された女性。
くっきりした目鼻立ちの、華やかな顔立ちは、今、無表情だった。
その顔で、静かに聞いてきた。
沙也は詰まってしまう。
まさか、真悠が、どうしてここに、どうしてここがわかって……。
混乱が一気に頭に回る。
あまりいい来客ではない気がした。
新聞の勧誘くらいだったらいいんだけど、と思いつつ、インターホンに近付いて、応答ボタンを押す。
「はーい……、……!」
そして目を見開いた。
やや粗い画質だが、カメラが付いているので、来訪者の姿は見える。
映っていたのは女性だった。
ふわりとやわらかな、ウェーブのかかったロングヘア。
ワインレッドのブラウスを着ているようだった。
顔を上げる前から、沙也は顔立ちを想像してしまい、どくん、と心臓が跳ねる。
「伊月 沙也さん宅ですよね?」
沙也が応答したことでか、彼女は顔を上げた。
もちろん沙也の想像通りだった。
二夕川 真悠、とあのとき紹介された女性。
くっきりした目鼻立ちの、華やかな顔立ちは、今、無表情だった。
その顔で、静かに聞いてきた。
沙也は詰まってしまう。
まさか、真悠が、どうしてここに、どうしてここがわかって……。
混乱が一気に頭に回る。



