幼馴染御曹司と十日間の恋人契約で愛を孕んだら彼の独占欲が全開になりました

「およーふく! かう!」

 言ったことに、洋斗は嬉しそうな顔になった。

 ぱっと明るい顔になったくらいだ。

「うん。大きくなったからね」

 洋斗の成長を感じられるのが嬉しいと思う。

 服のサイズ、ひとつ取っても、一年前とはこんなに違うのだと感じられた。

 あれ以来、色々なことが変わった。

 でも沙也にとって一番大事なものは、変わらずここにあるのだ。

 最愛の息子・洋斗。

 とても優しい親友の明依。

 実家の両親……。

 そこに大好きだった清登が加われば、どんなに幸せか。

 沙也は時々そう考えてしまう。

 叶うのかもしれないし、叶わないのかもしれない。

 でもどっちであっても、これもやっぱり。


 後悔しないよ。


 沙也は自分で噛み締める。