しかし、洋斗のその言葉は正しかったのだ。
かつ、かつ、と靴がマンションの内廊下を叩く音がかすかに聴こえてきた。
ここでやっと沙也は理解した。
あの足音、靴音も、歩き方の音も、明依のものだ。
自分はここまで近付かれてやっとわかったのに、洋斗はずっと前から聴いて、理解していたらしい。
子どもってすごいな。
沙也は感心して、洋斗を抱き上げた。
床に下ろす。
すぐに洋斗はとことことリビングの出口のほうへ向かっていった。
沙也もそちらへ向かい、先にドアを開ける。
そこでようやくピンポーン、とインターホンが鳴った。
「はいはーい」
鳴らされた数秒後には、ドアに手をかけていた。
鍵とチェーンを開けて、ドアを大きく開ける。
そこには会社帰りの格好をした明依が、ビニール袋を提げて立っていた。
「わ! びっくりしたぁ」
傘のしずくを切っていたけれど、沙也がドアを開けたのがあんまり早かったからか、目を真ん丸にする。
かつ、かつ、と靴がマンションの内廊下を叩く音がかすかに聴こえてきた。
ここでやっと沙也は理解した。
あの足音、靴音も、歩き方の音も、明依のものだ。
自分はここまで近付かれてやっとわかったのに、洋斗はずっと前から聴いて、理解していたらしい。
子どもってすごいな。
沙也は感心して、洋斗を抱き上げた。
床に下ろす。
すぐに洋斗はとことことリビングの出口のほうへ向かっていった。
沙也もそちらへ向かい、先にドアを開ける。
そこでようやくピンポーン、とインターホンが鳴った。
「はいはーい」
鳴らされた数秒後には、ドアに手をかけていた。
鍵とチェーンを開けて、ドアを大きく開ける。
そこには会社帰りの格好をした明依が、ビニール袋を提げて立っていた。
「わ! びっくりしたぁ」
傘のしずくを切っていたけれど、沙也がドアを開けたのがあんまり早かったからか、目を真ん丸にする。



