ためらった。
今、こんなことをする資格なんて、きっと、本当はない。
してはいけないことだ。
でもわかった。
後悔したくない。
清登はそう思って、思い切って切り出してくれたのだと。
それなら、自分はそれに応えたい。
酷いのも、ずるいのも、自分だって同じだ。
だから、今ここで「駄目だよ」と言って、後悔することになるなら。
「……うん」
思い切って、言った。
受け止める返事。
清登の瞳を見つめ、小さく出した声だけで、きっと伝わってくれただろう。
清登からの返事はなかった。
代わりに一歩踏み出して、手を広げる。
どくん、どくん、と沙也の心臓がうるさく騒ぐ。
その心臓は、清登の腕によって、体ごとくるまれていた。
しっかりとした腕に、あたたかな体に抱きしめられる。
今、こんなことをする資格なんて、きっと、本当はない。
してはいけないことだ。
でもわかった。
後悔したくない。
清登はそう思って、思い切って切り出してくれたのだと。
それなら、自分はそれに応えたい。
酷いのも、ずるいのも、自分だって同じだ。
だから、今ここで「駄目だよ」と言って、後悔することになるなら。
「……うん」
思い切って、言った。
受け止める返事。
清登の瞳を見つめ、小さく出した声だけで、きっと伝わってくれただろう。
清登からの返事はなかった。
代わりに一歩踏み出して、手を広げる。
どくん、どくん、と沙也の心臓がうるさく騒ぐ。
その心臓は、清登の腕によって、体ごとくるまれていた。
しっかりとした腕に、あたたかな体に抱きしめられる。



