「でも、結果的に沙也と、お腹の子に不誠実なことをしてしまったのは俺だ。その点は俺が悪い。……すまない」
もう一度、深々と頭を下げる清登。
今度、沙也はためらわなかった。
すぐに首を振る。
「謝らないで。……そんなふうに言われる存在じゃ……ないと思うから」
清登が顔を上げた。
今度、相手の表情をうかがうようになるのは清登からだった。
「清登くんとの子……、洋斗って名前を付けたんだけど。私、洋斗を授かって、本当に幸せなの。そりゃあ、戸惑わなかったとは言えないよ。でも、今があって、本当に良かったと思う」
話していくうちに、何故か。
本当に何故だろうか。
沙也の表情も声も、どんどん穏やかになっていった。
ショックはすぅっと静かになっていく。
消えやしないけれど、それを上回る、優しい感情が湧いてくる。
きっと沙也の気持ちは、多少なり清登にも伝わってくれたはず。
清登の表情も変わっていったのだから。
もう一度、深々と頭を下げる清登。
今度、沙也はためらわなかった。
すぐに首を振る。
「謝らないで。……そんなふうに言われる存在じゃ……ないと思うから」
清登が顔を上げた。
今度、相手の表情をうかがうようになるのは清登からだった。
「清登くんとの子……、洋斗って名前を付けたんだけど。私、洋斗を授かって、本当に幸せなの。そりゃあ、戸惑わなかったとは言えないよ。でも、今があって、本当に良かったと思う」
話していくうちに、何故か。
本当に何故だろうか。
沙也の表情も声も、どんどん穏やかになっていった。
ショックはすぅっと静かになっていく。
消えやしないけれど、それを上回る、優しい感情が湧いてくる。
きっと沙也の気持ちは、多少なり清登にも伝わってくれたはず。
清登の表情も変わっていったのだから。



