真っ直ぐに言われたこと。
沙也は、一瞬、無になった。
まさかこんなふうに言われるとは思わなかった。
自分がすべてを告白し、清登は驚くか、それとも別の反応を見せるかして……と思っていたのだ。
それが、この言い方と様子だ。
清登はすでに決めてきたのだ。
沙也の話を聞く覚悟を決めてきたのだ。
「なんであっても俺はそれを受け止める。答えはわからない。でも聞きたいんだ」
清登がさらに後押しするように言ったこと。
沙也は一瞬、意識がくらっとするのを感じた。
『上手くいくかはわからない。でも……きっと後悔はないよ』
明依が言ってくれた言葉だ。
その通りのことを清登は今、目の前で言った。
沙也の心は、このふたつの言葉で決まる。
話そう。
すべて、打ち明けよう。
きっと、自分も清登も後悔したりしない。
「……わかった。ありがとう」
沙也は数秒、胸の中で息を吐き、心を落ち着けた。
そうしてから、すぅ、と息を吸う。
今度は自分から真っ直ぐに清登を見つめて、切り出した。
一時期は、絶対に言うことがないと思っていた言葉を。
「私、息子がいるの。清登くんの……子ども」
沙也は、一瞬、無になった。
まさかこんなふうに言われるとは思わなかった。
自分がすべてを告白し、清登は驚くか、それとも別の反応を見せるかして……と思っていたのだ。
それが、この言い方と様子だ。
清登はすでに決めてきたのだ。
沙也の話を聞く覚悟を決めてきたのだ。
「なんであっても俺はそれを受け止める。答えはわからない。でも聞きたいんだ」
清登がさらに後押しするように言ったこと。
沙也は一瞬、意識がくらっとするのを感じた。
『上手くいくかはわからない。でも……きっと後悔はないよ』
明依が言ってくれた言葉だ。
その通りのことを清登は今、目の前で言った。
沙也の心は、このふたつの言葉で決まる。
話そう。
すべて、打ち明けよう。
きっと、自分も清登も後悔したりしない。
「……わかった。ありがとう」
沙也は数秒、胸の中で息を吐き、心を落ち着けた。
そうしてから、すぅ、と息を吸う。
今度は自分から真っ直ぐに清登を見つめて、切り出した。
一時期は、絶対に言うことがないと思っていた言葉を。
「私、息子がいるの。清登くんの……子ども」



