幼馴染御曹司と十日間の恋人契約で愛を孕んだら彼の独占欲が全開になりました

 清登から?

 連絡?

 どうしてだろう……。

 だけど、清登の口調が優しいながらも硬かったことと、それが噛み締めるようなものだったこと。

 ふたつから、沙也の頭に、ぱっとあることが想像された。

 どくん、と今度は冷たく心臓が跳ねる。

 まさか、と思ってしまって。

 ……知られていたの、だろうか。

 熱かった心臓は徐々に冷えていって、どくん、どくん、と騒ぎ出す。

 沙也が思ったことや、心情はわかっているというように、清登は続けた。

 でも、それに関する説明ではなかった。

「詳しいことは、着いてからにしよう。……沙也は今、どう? 元気にやってるか?」

 清登が言ったのは、それ。

 そのあとすぐ、近況を聞く言葉がやってきた。

 沙也はほっとしたような、猶予ができたことで逆に構えてしまうような。