「ああ、ありがとう」
洋斗をあやしつつあった明依が、視線だけ向けて、にこっと笑う。
「お菓子もあるんだよ。水ようかんだけど、好きだったかな」
「好きだよ! いただいていいの?」
「もちろん。話を聞いてくれたお礼だよ」
その明依と穏やかなやり取りをしながら、沙也はそう遠くないキッチンへ向かった。
冷凍庫からいくつか氷を取り出し、グラスに入れる。
作り置きのアイスティーのボトルを取り出して、グラスに注ぐ。
そうしてから、次はお菓子。
ちゃんと冷やしておいた水ようかんがふたつ。
洋斗にはまだ早いから、子ども用のおせんべいを取り出した。
お茶の支度をしながら、沙也の心は穏やかだった。
軽くなり切ったとまでは言わない。
解決もしていない。
でもひとつの方向は見えてきた、と思う。
後悔がないようにすること。
きっと一番大切なことを教えてもらったから。
洋斗をあやしつつあった明依が、視線だけ向けて、にこっと笑う。
「お菓子もあるんだよ。水ようかんだけど、好きだったかな」
「好きだよ! いただいていいの?」
「もちろん。話を聞いてくれたお礼だよ」
その明依と穏やかなやり取りをしながら、沙也はそう遠くないキッチンへ向かった。
冷凍庫からいくつか氷を取り出し、グラスに入れる。
作り置きのアイスティーのボトルを取り出して、グラスに注ぐ。
そうしてから、次はお菓子。
ちゃんと冷やしておいた水ようかんがふたつ。
洋斗にはまだ早いから、子ども用のおせんべいを取り出した。
お茶の支度をしながら、沙也の心は穏やかだった。
軽くなり切ったとまでは言わない。
解決もしていない。
でもひとつの方向は見えてきた、と思う。
後悔がないようにすること。
きっと一番大切なことを教えてもらったから。



