「……うん」
また相づち、というか、受け止めだけになってしまったのに、明依は数ミリだけ身を乗り出して、テーブルの向かいにいた沙也に向かって笑みを浮かべた。
勇気づけるような、優しい笑みだ。
「大丈夫。上手くいくかはわからない。でも……きっと後悔はないよ」
沙也はいつの間にか、少し落としてしまっていた視線を上げた。
明依の笑顔が目に映る。
さっきよりずっと、素に近い笑顔に見えた。
沙也の胸が、とくとくとあたたかな血を流す。
単に背中を押してもらう形になっただけだったのかもしれない。
でもそんなふうにはまったく思わなかった。
明依は自分のことのように真剣に考えたうえで、こう言ってくれたのだ。
だったらそれは、単なる沙也に対する後押しだけではないだろう。
また相づち、というか、受け止めだけになってしまったのに、明依は数ミリだけ身を乗り出して、テーブルの向かいにいた沙也に向かって笑みを浮かべた。
勇気づけるような、優しい笑みだ。
「大丈夫。上手くいくかはわからない。でも……きっと後悔はないよ」
沙也はいつの間にか、少し落としてしまっていた視線を上げた。
明依の笑顔が目に映る。
さっきよりずっと、素に近い笑顔に見えた。
沙也の胸が、とくとくとあたたかな血を流す。
単に背中を押してもらう形になっただけだったのかもしれない。
でもそんなふうにはまったく思わなかった。
明依は自分のことのように真剣に考えたうえで、こう言ってくれたのだ。
だったらそれは、単なる沙也に対する後押しだけではないだろう。



