明依は手を伸ばして、アイスティーのグラスを包んだ。
まるでその手の中に、大切なものがあるというように。
「清登さんはとても優しいひとだから、大好きな沙也が重いものを背負っていたって、あとから知ったら後悔するんじゃないかなって思うんだ」
出てきた言葉はとても優しかった。
明依だってとても優しいひとなのに。
沙也のことをこんなに考えて、真剣に考えて言ってくれるような、優しいひと。
「……うん」
沙也は相づちしか打てなかった。
まだ途中だろうな、と思ったので相づちだけになったのだが、その通り、もうひとつそのあとに続く。
「それで……やっぱりタイミングはあるよね。清登さんの立場を考えても、なにかしら動ける選択肢が多いうちがいいかな、って思った」
これで明依からの意見や見解はおしまいだった。
最後に言われたのは、目暮と同じこと。
タイミングや選択肢。
先延ばしにすればするほど、減っていってしまうものだ。
まるでその手の中に、大切なものがあるというように。
「清登さんはとても優しいひとだから、大好きな沙也が重いものを背負っていたって、あとから知ったら後悔するんじゃないかなって思うんだ」
出てきた言葉はとても優しかった。
明依だってとても優しいひとなのに。
沙也のことをこんなに考えて、真剣に考えて言ってくれるような、優しいひと。
「……うん」
沙也は相づちしか打てなかった。
まだ途中だろうな、と思ったので相づちだけになったのだが、その通り、もうひとつそのあとに続く。
「それで……やっぱりタイミングはあるよね。清登さんの立場を考えても、なにかしら動ける選択肢が多いうちがいいかな、って思った」
これで明依からの意見や見解はおしまいだった。
最後に言われたのは、目暮と同じこと。
タイミングや選択肢。
先延ばしにすればするほど、減っていってしまうものだ。



