幼馴染御曹司と十日間の恋人契約で愛を孕んだら彼の独占欲が全開になりました

 洋斗は半分眠っているという様子だったが、それでもなんとか飲んでくれる。

 小さくげっぷをしてから、今度こそうとうとしはじめた。

 洋斗をそっとベビーベッドに寝かせ、沙也はかたわらに座り込んで、洋斗の体をぽんぽんと優しく叩いた。

 洋斗はこうすると安心するようで、よく寝付くのだが、今日は少し違っていた。

「うーみぃ……ざぶ……ん……」

 半分眠っていつつも、途切れ途切れに呟くのだ。

 沙也は微笑になってしまった。

 今日は色々なことがあって、ショックを受けることもあったけれど、海を見られたことはきっと良かった。

 洋斗にとっていい体験になったし、楽しめたのだから。

 きっとこれから海の夢を見るのだろうな、と沙也はとろとろ眠りに落ちていく洋斗を優しい目で見つめた。