洋斗が騒がないのにほっとして、沙也は改めて封書を見つめた。
白い封書。そっと開けると、中身はカードだった。
『結婚式招待状』
大きな字で、そう書いてある。
白いカードは、豪華な金の箔押し模様が入っていた。
その下に清登の名前と……真悠の名前があった。
それを見たとき、沙也は「良かった」と思ってしまった。
一時はごたついていたようだし、婚約破棄なんて話題も出てしまったようなのに、こうして招待状を送ってきたということは、無事結婚までこぎつけそうだということだ。
もちろん、胸はちくりと痛んだけれど、今さらどうこう言うつもりもないし、もう自分の手の届かないところのことになったと思っている。
それなら清登の生活や人生が上手くいくように祈りたい。
「どうするの? 私たちはご祝儀を包むけど……」
でも母は心配そうだった。
沙也がこの現状を選ぶことになった経緯はちゃんと話し、受け入れてもらった結果だけど、やはり心配はあるようで、こうして気遣ってくれる。
沙也はその母を安心させるように、笑みを浮かべてみせた。
「欠席するよ。ご祝儀だけにする」
白い封書。そっと開けると、中身はカードだった。
『結婚式招待状』
大きな字で、そう書いてある。
白いカードは、豪華な金の箔押し模様が入っていた。
その下に清登の名前と……真悠の名前があった。
それを見たとき、沙也は「良かった」と思ってしまった。
一時はごたついていたようだし、婚約破棄なんて話題も出てしまったようなのに、こうして招待状を送ってきたということは、無事結婚までこぎつけそうだということだ。
もちろん、胸はちくりと痛んだけれど、今さらどうこう言うつもりもないし、もう自分の手の届かないところのことになったと思っている。
それなら清登の生活や人生が上手くいくように祈りたい。
「どうするの? 私たちはご祝儀を包むけど……」
でも母は心配そうだった。
沙也がこの現状を選ぶことになった経緯はちゃんと話し、受け入れてもらった結果だけど、やはり心配はあるようで、こうして気遣ってくれる。
沙也はその母を安心させるように、笑みを浮かべてみせた。
「欠席するよ。ご祝儀だけにする」



