幼馴染御曹司と十日間の恋人契約で愛を孕んだら彼の独占欲が全開になりました

 子育てをしていれば、時間などあっという間に過ぎていく気がした。

 洋斗は日に日にという言葉通り、すくすく成長していったし、むしろ沙也のほうがその成長についていけず、戸惑ってしまうこともあるくらいだった。

 常に忙しない日々を過ごしているうちに、年月は過ぎ、いつの間にか一年も過ぎようとしていた。

 季節が一周し、洋斗の一歳の誕生日も無事にお祝いできて。

 ぽかぽかあたたかな季節がやってきた。

 一歳児検診も無事に終わったし、そろそろ仕事に復帰しようかな、と沙也は考えるようになっていた。

 ずっとついていてやりたいのはやまやまであるが、両親もそれぞれ仕事に就いているのだ。

 常に預けるというわけにはいかない。

 だから保育所などを探して、入れるようなら預けることにして、自分もそろそろ仕事に復帰しよう、と思う。

 唐突な郵便が届いたのは、そんな頃であった。