「決意は固いのね」
リビングのテーブルセット。
今回は三人。
隣り合って座る両親の向かいで、聞かれた沙也は膝に手を置いて、頷いた。
「うん。お父さんとお母さんには、驚かせたし、こんな形ですまないと思ってる。でも……私は、この命を大切にしたいの」
そっと視線を下ろす。
まだまったく膨らんでいないお腹。
でもこの中に、確かに息づいている命がある。
母がちらっと父を見た。
父もその母に視線を合わせる。
そうしてから、父が口を開いた。
「大変なことだと思うぞ。父親なしで育てるのも、公表できないのも」
重々しい口調だった。
沙也に言い聞かせるような声だ。
だから沙也も、お腹に力を込めて、頷いた。
「わかってる」
リビングのテーブルセット。
今回は三人。
隣り合って座る両親の向かいで、聞かれた沙也は膝に手を置いて、頷いた。
「うん。お父さんとお母さんには、驚かせたし、こんな形ですまないと思ってる。でも……私は、この命を大切にしたいの」
そっと視線を下ろす。
まだまったく膨らんでいないお腹。
でもこの中に、確かに息づいている命がある。
母がちらっと父を見た。
父もその母に視線を合わせる。
そうしてから、父が口を開いた。
「大変なことだと思うぞ。父親なしで育てるのも、公表できないのも」
重々しい口調だった。
沙也に言い聞かせるような声だ。
だから沙也も、お腹に力を込めて、頷いた。
「わかってる」



