……ごめんね。
内心で、母に謝った。
ただ、それは妊娠したことに対する謝罪ではない。
妊娠したことに、確かにある種の後悔はある。
あのとき、避妊はしたものの、避妊具は100%効果があるものではない。
その低い確率に当たってしまったのだろう。
軽率だったなんて思わないけれど、理想的でなかったことは確かだから。
だけど、お腹に命を授かったことの後悔はない。
愛の証だ。
公表できなくたっていい。
偶然ではあるが、お腹にやってきてくれた命。
放り出す気持ちなんて、まったくなかった。
きっとこれも、なにかの運命で、神様が授けてくれたもの。
それなら受け入れたい。
そう思うから、後悔なんてしない。
沙也が先ほどの話と、この決意を反すうしているうちに、いつの間にか思考は霞んできた。
話をした緊張からの疲れだろう。
少しだけ、と目を閉じると、すぐにうとうとしはじめてしまう。
夢を見た自覚はなかった。
だが、もしかすると、沙也はまたあの夢の中で、優しいぬくもりの卵を抱えていたのかもしれなかった。
内心で、母に謝った。
ただ、それは妊娠したことに対する謝罪ではない。
妊娠したことに、確かにある種の後悔はある。
あのとき、避妊はしたものの、避妊具は100%効果があるものではない。
その低い確率に当たってしまったのだろう。
軽率だったなんて思わないけれど、理想的でなかったことは確かだから。
だけど、お腹に命を授かったことの後悔はない。
愛の証だ。
公表できなくたっていい。
偶然ではあるが、お腹にやってきてくれた命。
放り出す気持ちなんて、まったくなかった。
きっとこれも、なにかの運命で、神様が授けてくれたもの。
それなら受け入れたい。
そう思うから、後悔なんてしない。
沙也が先ほどの話と、この決意を反すうしているうちに、いつの間にか思考は霞んできた。
話をした緊張からの疲れだろう。
少しだけ、と目を閉じると、すぐにうとうとしはじめてしまう。
夢を見た自覚はなかった。
だが、もしかすると、沙也はまたあの夢の中で、優しいぬくもりの卵を抱えていたのかもしれなかった。



