「…これからは毎秒芙羽梨と一緒にいないと眠れない体になりそう」



詩音先輩の大袈裟な言葉に苦笑しながら、こうしてまた日常に戻れることを嬉しく感じた。



伊咲さん、大丈夫かな…?



瑞樹さんと秋本さんの顔を思い浮かべながら、目の前にいる2人と教室に戻った。