狼の目に涙

しばらく走り、知らない場所にポツンとあるコンテナ倉庫の前で車が停まると、私に向けられる皆の視線が冷たく刺さる。


「さっさと車から出な」



言われた通り車を降りると、コンテナの扉を開けてすぐに見えた椅子に、押し込まれるように座らされた。


光が入って少し見えた、コンテナの奥は多分物置きになっていて、何があるのか見えないぐらい、物が乱雑に積まれている。



「で?雅に近づかないって約束、いつになったらしてくれる?」

『付き合ってるとか、そういうのじゃないので…。それに、こういう風にならないように、佐々原くんは近くにいてくれたんです』