狼の目に涙

男の子だし、さすがに関係のない前田くんにまで、手は出さないと思う。


「へぇ、友達いるんだ。いらないとか関わらないって言ってたのに」

『私の言ったこと、よく覚えてるね…』


何のために佐々原くんと友達になったのか。
結局守られることになった私は、学校では前田くんと常に行動し、学校を出れば佐々原くんにバイト先まで送り迎えをしてもらっている。


バイト先から家までは、佐々原くんが家に帰れなくなるしご両親にも心配をかける。