狼の目に涙

「だけじゃないだろ。あいつの宣戦布告、受けたのか?」

『受けるも何も。平岡さんと同じ土俵に立つつもりはないって答えたよ。実際そうだし』

「お前それ…受けたのと変わんねぇよ。ちゃんと卒業したいとか言ってたけど、無理だぞ」


平岡さんに宣戦布告された記憶はないし、佐々原くんが何を言っているのか、理解できなかった。

でも、私が平岡さんに言い返したことが、良くないことは理解できた。


私の予想では、平岡さんはただの一軍女子じゃない。
誰かを率いていて、逆らう人は容赦なく狩っている。