狼の目に涙

冷蔵庫に常備している、ペットボトルの水を一気に半分飲み干し、ようやく落ち着いた。


『待ち伏せするとか…私が帰ってこなかったら、どうしてたの?朝まで待ったら、また熱出すよ?』

「三浪はそんなことしないだろ。こうやって帰ってきたし」

『帰ってきたけど…』

「そういえば、さっきの俺のためにここに来るなって言ってたけど。その続き」


…覚えたか。
何かの手違いで忘れてくれると思ったけど、佐々原くんは忘れないタイプらしい。