狼の目に涙

だから、そんな時に家に泊めてと言われたことで、自分でも驚くほどすごい勢いで拒否をした。

撤回しようとしても遅い。


「そんな嫌?初対面で同じ屋根の下にいた仲だろ」

『その言い方、語弊があるから。とにかく…今日は家に帰ったほうが良いよ』

「…嫌。三浪の家に泊まるって、母ちゃんに言ったし」

『……誰かに見られたら、どうするの』

「こんな夜に誰もいねぇよ。それに、学校以外なら話しても良いって言ったの、お前だからな。それか、俺みたいなヤンキーといて、自分の評判の方が気になるか」