狼の目に涙

『ちょっと疲れてるだけです。それに、あんまり追求すると、パワハラって大声で叫びますよ』

「それだけは本当に勘弁。今の子には敵わんな…」


店長は、親のいない私にとっての親代わり。
しかも、店長公認。


バイトの面接の時に事情を話したら、初対面の私に親代わりになると言ってくれた。


「学校の書類にサインもするし、授業参観だって行くよ。もし良かったらご飯も食べさせてあげるから。困ったら何でも言いな」


血は繋がっていなくても、温もりは伝わる。

店長に救われて、今の私がいると言っても良い。