狼の目に涙

「あっそ。友達ね…俺と友達になろうとするなんて、綱渡りも良いところだな」

『学校では話しかけないでね。でも、こうやって外では話したい』

「すんげぇ我儘じゃん(笑)」

『学校はちゃんと卒業したいから。平和にね』

我儘な奴は嫌いと毒を吐かれても、顔は笑っていたから、全然怖くなかった。

ヤンキーと絡むことでどうなるか、私も佐々原くんも分かっている。
だからこそ、ここでお互いに許し合えたんだと思う。