狼の目に涙





浮いていても、心の距離が離れても、何を言われても良い。



私はこの上なく幸せだし、今の状況が良い。



いつも隣に佐々原くんが居て、支え合える仲間が居て、ずっと笑っていられたら、他に何もいらない。





「そういえば、目が覚めた時。何であんなに泣いてた?俺が恋しかった?」

『自惚れだね。まぁ確かに恋しかったけど、あの日会いにいく前、母親にばったり会ったんだよね。

そこで色々あって、完全に捨てられちゃったから。佐々原くんの顔見て、思わず泣いちゃった』

「は!?何でそれ早く言わないんだよ」

『だって、起きてないから』

「お前さ…」