空は鱗雲で埋め尽くされ、吹く風も寒さを感じるようになってきた。 道の側に植っている木々も枯れ葉が目立ち、枝にしがみつく葉も微風で振り落とされ、地面には黄色と茶色が目立つ。 砂浜で倒れてから一年、ようやく元気になった佐々原くん。 毎日はまだ厳しいけど、調子が良い日は授業に出ている。 教室に戻ってきても、学校一強いヤンキーの噂が浸透しているのか、佐々原くんに近づく人は変わらず誰も居ない。