狼の目に涙

佐々原くんの上に覆い被さって、泣きじゃくったもんね。



右手で私の肩に触れてくれた時、きっと夢の中で私の手を掴んでたんだ。






夢の記憶に浸る佐々原くんの表情は儚げで、私のことでいつも必死になってくれる佐々原くんが愛しく思えた。



私が怪我をした時も、俺がもっと早く助けられていたら。

夢の中でも、泣いてる私の涙を拭ってあげたい。




いつだって私のために動いてくれる。




『…ここに居るから』

「ん?」

『私、ずっと佐々原くんの隣に居るから』




佐々原くんの肩にもたれかかってみた。


自分の気持ちを言葉で伝えるのは恥ずかしいから、それなら行動で伝えたい。