狼の目に涙







何やら話すと、私の方を見て窓を開けて、


「妹が生まれたっていうのにお祝いもないなんて…そりゃあ捨てられるよな」


と言って車が発進した。






『……何これ』







今起きていることを整理しようとすればするほど頭は混乱して、その場に立ち尽くすことしかできない。



そして、勝手に涙がポロッと溢れた。