震え出す自分の手を見て、〝怖い〟が溢れてきた。
『…お母さん、お母さんだ』
朝見た、お母さんの優しい笑顔を思い出し、佐々原くんのズボンから携帯を出す。
指を拝借して指紋認証を突破し、通話からお母さんを探し出すと、震える手で携帯を耳につけた。
「…もしもし?あこちゃんと上手くいってる?」
耳に入ってくる柔らかい声を聞いて、全身の力が抜けた。
電話先が当たり前に佐々原くんだと思って、会話を一方的に続けるお母さん。
「雅?あんた聞いてるの?」
『…お母さん』
ようやく絞り出した声は、届いたか分からないぐらい貧弱で、その声で察してくれたようだ。
『…お母さん、お母さんだ』
朝見た、お母さんの優しい笑顔を思い出し、佐々原くんのズボンから携帯を出す。
指を拝借して指紋認証を突破し、通話からお母さんを探し出すと、震える手で携帯を耳につけた。
「…もしもし?あこちゃんと上手くいってる?」
耳に入ってくる柔らかい声を聞いて、全身の力が抜けた。
電話先が当たり前に佐々原くんだと思って、会話を一方的に続けるお母さん。
「雅?あんた聞いてるの?」
『…お母さん』
ようやく絞り出した声は、届いたか分からないぐらい貧弱で、その声で察してくれたようだ。



