狼の目に涙

「あこちゃん?甘えて良いのよ?あげるから着なさい」






頂いた服は、私の好みが分かったのか、白のTシャツに緑のカーディガン、ベージュの全体的にダボっとしたズボン。




『ありがとうございます。じゃあ着替えてきます』

「奥の畳部屋使ってくれたら良いから」






袖を通すとサイズもぴったりで、服に着られてる感じもない。


佐々原くんの家の匂いとお母さんの匂いがして、目を閉じて自分の体に抱きついてみる。






洗剤の匂いと、この家の温かい匂いが混じって心地良くて、自然と笑みが溢れた。