佐々原くんの気持ちを聞いた途端、さらに意識し出した自分が気持ち悪くて、階段を降りてリビングに顔を出した。
「あこちゃん!早いわね。よく眠れた?」
五時に起きている人なんていないと思っていたから、キッチンでエプロン姿のお母さんを見てびっくり。
世の中のお母さんって、こんなに早起きなのか。
『おはようございます…。あんまり眠れなくて、起きてきちゃいました』
「あら。雅のベットは緊張して眠れない?可愛いわね、乙女で」
『あ、いや。緊張というか…まぁ』
私の気持ちがお母さんにはバレているようで、はぐらかすとこの上なく優しい笑顔で見つめられた。



