狼の目に涙

自分でも分からない。
嬉しいはずなのに、佐々原くんにこれ以上触れたらダメだと体が反応した。





『…肩が、肩が痛くて』

「あぁ、悪い。そうだよな」





自分から逸らしておいて、立ち上がって簡単に私から離れた佐々原くんに、ほんの少しショックを受けた。


ショックを受けたのは、きっと私じゃなくて佐々原くんの方なのに、自己中すぎる。





『…ごめん』

「三浪が謝ることねぇよ。今日はもう遅いから、ここに泊まってったら良いよ。俺リビングのソファで寝るから、このベット使って」