狼の目に涙

「いや、遅すぎたな。前田に下調べはしてもらってたからすぐ行けるはずだったんだけど、相手が手強かった。でもそんなの理由になんない」






〝本当に悪かった〟






生死に関わる怪我ではなかったし、今回をきっかけに平岡さんたちの悪事も明らかになった。


私は助けに来てくれたことが素直に嬉しいだけで、体に傷がついたことを謝ってほしいわけではない。







『佐々原くんが悪いと思ってくれてるのは分かった。でも本当にそう思ってるなら、私が今ここにいることを喜んでほしい』