狼の目に涙

その時、どう返事がくるか分からないけど、
私を必死に守ろうと毎日家に泊まってくれていたこと、

どこにいても探し出してくれたこと、私が作ったご飯を美味しいと食べてくれたこと。




この感謝は必ず佐々原くんに届いてほしいと強く思う。





動き始めた車の中、左隣に座る佐々原くんの清々しい顔を見て、何となく私の気持ちは届く気がした。






『そういえば平岡さんたち、佐々原くんに怯えてたけど、大丈夫かな?』

「真面になるまでは、しばらく学校には来れないだろうな。まぁ、あいつらの心配はいらない。それより自分の心配しろよな」