狼の目に涙

女の勘は大体合ってるって言うし、平岡さんが感じているものは合っているはず。


そういうことだったのか。




『平岡さん、話は分かったけど。傷が痛むかな…』

「…あぁ。悪かったね。でもこれであんたを解放するつもりはないからね。最後までとことん付き合ってもらう」

「もう終わりだ。諦めろ」



私は平岡さんに傷つけられることは、もうないはず。


でも今度は佐々原くんが標的になってしまう。
どうにか止めないと。


と考えていた時、今最も聞きたくない声が聞こえた。





『佐々原くん!?』