┄蒼太くんの部屋┄


「分かった、わかったから。蒼太くんのこと好きだから離して」



何故かベッドに押し倒されてる



それは昨日のことだろう


昨日クラスの男子に責められたからその腹いせだろうか



「花音が俺の部屋にいる。嬉しい。もうこのまま閉じ込めておきたい。俺の目の届くところにいて欲しい」



「分かったよ」


私はもうさすがに諦めがついたのか、蒼太くんの思うがままに



多分、この人に別れようって言っても言う事聞かないだろうな



というかあれだけ、手首押さえつけられてたから、アザができてるよ



蒼太くんって私といる時、怖いくらい同じこというよね



ほら、今も



「花音、可愛い。俺だけの花音」



「花音は俺だけ見ていればいいのに、ほかの男と話すからこうなるんだよ」とか



更には首輪つけたいとか



監禁したいとか



はたまた暴力とか



「もう、またアザできた」



「愛の結晶?」



私はアザのできた場所を冷やしながら、悪びれていない蒼太くんがいた



「花音、このままここにいたら俺も安心するのに」



「休みの日とかたくさん居れるじゃん、それじゃあダメなの?」



「ダメ、もっと傍で花音の事見ておきたいし、愛したいし」



「まぁ、私も好きだけど…」



私は俯きながら今にも泣きそうになってる顔を隠す