私と蒼太くんが付き合ったことは学年中、いや学校中の噂になった



女子の妬みやいがみ合いとかもあったが、蒼太くんが守ってくれた



そして、付き合って1週間後




あなたの優しかった仮面が剥がれました



私は学級委員をしていて、ほかの男子と隣を歩いていたときのこと



「なぁ、あいつ誰?俺知らねえんだけど」



「え、あ、男子の学級委員だよ。私が重いもの持ってたから代わりに持ってくれたんだ」




「そんなの俺に頼めばいいだろ?ほかの男子なんか見なくていいって」




少しだけ低い声で言い放った蒼太くん




嬉しかったけど、その時の蒼太くんはすごく怖くて友達に泣きながら抱きついたことも




その度、友達は私の頭を撫でてくれたり、親身になって話を聞いてくれたり



まだそれはいい方だった



次の日、男友達と話してると突然後ろから腕を引っ張られて空き教室に連れていかれたことも




┄空き教室┄



「今度こそあいつ誰?なに花音と親しげに話してんの?花音と話していいのは俺だけ」



「蒼太くん、痛いよ」



私が痛さで顔を顰めてると



顎を捉えて無理にキスをしてきた



「いたいってば!」



私は無理やり蒼太くんを振り払うと、自分のクラスに逃げた