「ふん、自分たちも住んで俺たちも住むってこと
か」

「そうなるねー」

「僕は別に良いけど
お兄ちゃんは?」

「しゃーねーな
じゃあ、お前らこれから俺たちの奴隷、な?」

「あー、良いねぇ!
さっきいっぱい部屋あったし掃除大変そうだか
らねー 」

「あー、お前らの部屋は俺たちが入れられてた
あの牢屋でいいだろう」

「待ってくれ、牢屋だと?」

「あぁ、牢屋で俺たちは目覚めたぜ?」

「おい、丁重に扱えと命じたはずだが?
あの、見張りたちはどうした」

「牢屋の見張りたちは俺たちが殺した」

「我が部下が失礼な事をした」

「どーでもいい」

「俺たちはあんなのよりもっと酷い所にいたから
な」

「じゃあ、魔王以外お前ら牢屋に戻れ
命令だ」

「で、ですが、魔王様を1人にするには……!」

「じゃあ、俺たちを召喚したやつ1人残れ
これでいいだろう?」

「ありがとうございます」