私は智志が座った席を見た。 「アレ・・・智志・・・・私の隣なの・・・?」 「おお。そうみたいだな。よろしくなっ。」 周りから見たら普通の仲が良い友だち。 私にとってはまだ好きなまま別れた元彼。 未練タラタラじゃない。 「そっかっ。よろしくねっ。」 そうすると、担任の先生が入ってきた。 女の先生だった。 「みなさん。おはようございます。石田 百合絵っていいます。」 まだ若そうな先生。優しそうな先生だ・・・・