あなたの声が聞きたくて


「いやー、負けたよ。すごいねー」


お姉ちゃん、本当はもっと早いんだけど、手を抜いてくれた


「宣言通りアイス奢るよ」


「あ、ありがとうございます」


「お姉ちゃん、ウォータースライダー行きたい〜」


大きいプールの隣にはウォータースライダーがあって、みんな楽しそうにしてるからつい私もと思って


「一花は昔からウォータースライダー大好きだよね!うん、いこっか!」


プールから出ようとしたら手が滑って危うく溺れそうになった


咄嗟に掴んだ健太さんの手


「お、溺れるかと…健太さんありがとうございます」


「おぉ〜、大丈夫か?」


「一花、よかった。また昔の話だけど海で溺れたの覚えてる?」


健太さんは高崎くんを連れて大きいプールに入っていた


「うそ、全然覚えてない」


だから小学校の時暫く泳げなかったのね