「そうだったんですね!」


「お母さんもふたつOKで返事してくれたんだ!あっ、マネージャーさんからメイク道具の試供品貰ったから一花、使いなよ!私は自分のがあるし」


「いいの〜?」


紙袋の中をもう一度覗くと全部揃ってて言葉が出てこなかった


「ファンデーションに、アイライン、マスカラ、チーク、リップ、なんでもあるじゃん!」


「いいなぁ〜、メイク道具なんて私たちにはまだ程遠いよぉー」


「でも。お姉さんに会えたからいっかなー」


2人はお姉ちゃんと話せて満足したのか上機嫌で家に帰った


というかなぜか私に抱きついたまま離れないお姉ちゃん


「お姉ちゃん…どうしたの?」


「なーんもーなーい!」


へーんなおねえーちゃん