「一花、ちょっとやばい。お姉さんめちゃくちゃ美人なんだけど」


「だよね?自慢のお姉ちゃんだよ?私もお姉ちゃん好きだし」


「一花ー?聞こえてるよ?」


ガシッと私の肩に腕を乗せてきて微妙にいたい


「あの、さっき一花ちゃんの持ってる雑誌見たんですけど、モデルになったってほんとですか?」


「お?モデル?つい最近ね」


私はお姉ちゃんと買い物行ってた時のことを友達に話した


あれは夏に入ってすぐの頃、お姉ちゃんと買い物してたら事務所の人がお姉ちゃんに話しかけた


『モデルしてみませんか?』という内容だった


私は〈モデル?お姉ちゃんやってみなよ〉


〈先にお母さんに話を通してからね?〉


と言ったので、家に帰ってお母さんが帰ってくるのを待った