「えー、羨ましくないよ。あ、椿ちゃんと美緒ちゃんだ!」


私は席を立つと友だち二人のところへ元気よく挨拶すると


「すごいね、暑く、ないの?」


あ、服装は紺のセーラー服から白のセーラー服へと衣替えをした


「私、今年からこの街に来たって言ってたでしょ?前いた街もこのくらい気温は高かったよ?」


「そうなんだ!今度秋くらいに行ってみたいな。一花が育った街」


私はパァーと目を輝かせて


「うん、3人で、あ、いや高崎くんも連れていこう」


「うん!雅人くんは…あ、いた」


椿ちゃんと美緒ちゃんは直ぐに高崎くんの元へ駆け寄っていき、さっき話したことを言っていた


〈俺もいいの?〉


「当たり前じゃん!じゃあさ、もし私たち3人が楽しそうに旅行の話してたらどう思う?」


〈羨ましがるけど、少し寂しくもなる〉


「でしょ?だから私達4人と雅人くんのお兄さんとか連れていこうね」


「お姉ちゃん、彼氏の健太さんも連れていくね」


話を通しておかなければ