あなたの声が聞きたくて


俺はそのまま家に帰ると家には既に兄貴が帰ってきていた


「あ、雅人、おかえり!」


〈ただいま〉


自分の部屋にいこうと階段を上ると、兄に阻止された


「はい、ストップ〜。雅人って落ち込んでる時は目、合わせねえよな。何があったか話してみろ」


こういう時に兄貴がいてくれてよかったと思う


俺は自分の気持ちをすべてメモ帳に書き込むと


「ふーん、雅人。俺の思ったことを言うぞ。前にも心臓がドキドキするとか言ってたよな。その子が告白されてモヤモヤしたんだな。それはつまり花崎さんのことが好きって意味だ」


〈す、好き?俺が?〉


「あぁ、じゃなきゃモヤモヤしたりしないんだ」


(俺は花崎さんのことが好き)


改めて言ってみると心臓がキュンとした