『いってきまーす』 「気をつけてねー」 香水は幸い制服にはかかっていなかったから助かった 「じゃあ、一花。また帰りね!」 「うん、わかった!」 いつもの交差点で分かれるとそのまま学校へ全力疾走で向かった 運動神経抜群で良かったとこの時ばかりは本当に思った 教室に入るとチャイムがなった 「はぁ…はぁ…間に合った…」 教室で息を整えてると隣の席の玉木くんがからかうように話しかけてきた