私はまだ入学式が始まる時間では無いため、姉を待っていると


花園高校の制服に身を包んでいた


紺のブレザー、白のブラウスに胸元はピンクのリボン、紺のスカートという可愛い制服だ


朝はいつも姉と一緒に途中まで登校している


通学路の途中に信号があり、姉は交差点右側へ、私はまっすぐ行くと学校がある


姉は今年で最後の高校生活だ


放課後はよく思い出作りに友達と遊びに出かけてることもある


「じゃあ、一花。またね」


「うん、お姉ちゃん気をつけてね」


私は姉に手を振ると、姉は長い髪をなびかせながら、交差点を右に曲がった


友達はいるけど、家が離れてるため朝はいつも一人で学校まで行くことになっている


中学まで歩いていくうちに同じ制服を着た人達が沢山見えてきた