あなたの声が聞きたくて


「雅人、心臓がうるさいだって?それはもうあれだな、うん…」


なんだか分からないけど兄貴の中で勝手に妄想?想像が膨らんでいってる


〈あ、そうだ。俺も聞きたいことあったんだった、兄貴って彼女いるの?〉


俺はずっと思っていた事を兄貴に言うと


兄貴は飲んでいたお茶を吹き出した


「もう〜、どうしたのよ?急にお茶を吹くだなんて」


母さんはキッチンからお手ふきを取り出して、机を拭いていく


「だっ…ゲホッ…ま、まさ、とがよー、ゴホッゴホッ」


〈ごめん〉


「いいって、部活ばかりしてるから彼女作る暇ねぇわ。雅人。もし好きな人出来たら遠慮なく兄貴に言え!否定はしねえ」


〈ありがとう〉


兄貴って俺の頭撫でるの好きだよな