あなたの声が聞きたくて


晩御飯を食べながら、今日のことを話すと


「雅人、図書委員になったのかって…んっ?花崎さん?どっかで聞いたぞ」


兄はしばらく考える仕草をした


「あっ、花崎 伊織さんか!同じクラスなんだ!学校一の美人って騒がれてた気がする」


俺が目を見開くと


「あぁ、妹ちゃんも美人なんだろうな」


〈それはもうかわいいよ?今日初めて会ったのになぜだか心臓がドキドキいってる〉


頭の片隅には今日初めて会ったばかりの花崎さんの顔があった


「はぁっ?」


兄が突然大声を出すから、びっくりして持っていた箸を落としてしまった


俺が箸を拾うと兄貴が代わりに洗ってくれた