あなたの声が聞きたくて


〈兄貴って彼女いた事あるのかな〉


俺はメモ帳にそう書くと


「ふふっ、そういえばそんな話聞かないわね?今度、柊人に聞いてみなさい。それより晩御飯何食べたい?」


俺はしばらく考えたあと、またメモ帳に食べたいものを書くと


「分かったわ、柊人も雅人も好きよね。ポトフ」


ちょうど母さんも食べたかったらしい


家事を手伝っているとちょうど兄貴が帰ってきたらしい


俺は兄貴にメモ帳を見せると


「あぁ、ただいま。雅人。つーかいい匂いだな…あ、もしかしてこの匂いって」


兄貴はダイニングキッチンを覗く